こんにちは✋ICOI BLOGです。
本日は「いいデザイン会社を見分ける意外な3つのポイント」の最終第3話です。
ポイント1とポイント2が満たされていれば、ほぼほぼ安心して仕事を依頼しても問題ないはずですが、ポイント3では、そこへの裏付けとなる信頼性を確認するポイントをご紹介します。それではどうぞ。
ポイント3 直接取引きのクライアントをたくさん持っている
ポイント1とポイント2を確認できてもなお不安な場合は、それらの裏付けとなる「信頼性」を確認してみましょう。それが「直接取引のクライアントがどのくらいいるか」です。
一つ一つの仕事を丁寧にまっとうしてきた信頼の証
「直接取引のクライアントはどのくらいいますか?」と聞いてみてください。これで次のようなことが解ります。
大口のデザイン制作案件というのは、クライアントが「広告代理店」に仕事を依頼して、その「広告代理店」がお抱えの「デザイン会社」「制作会社」に仕事を振る、というのが一般的な構図です。代理店を介した案件が多いため、小さな制作会社は代理店の下請けなくして、経営を成立させるのは非常に困難なのが実情です。
しかしそんな中、代理店を介さず、しかも営業マンを使うことなく(第一話参照)直接取引のクライアントを獲得してきたということは、一つ一つの仕事を丁寧にまっとうしてきたということです。
直接取引のクライアントの数というのは、制作物のクオリティで勝負し、しっかりとお客様の思いをカタチにすることで高い満足度を獲得してきた「信頼の証」といって良いのではないでしょうか。
そしてまたコスト的にもメリットがあり、代理店などの無駄な中間業社がいないため、金額的にも良心的で、融通もききやすいと言えます。
直接取引のクライアントがどのくらいの数あれば多いのか?という点ですが、これはあくまで個人的な見解になりますが、売り上げの6割以上が直接取引のクライアントであれば、なかなかのものだと思います。
さて、「いいデザイン会社を見分ける意外な3つのポイント」いかがだったでしょうか。この記事が企業の広報担当の方や、個人でお店をされている方が制作会社を選ぶ際に、少しでも役に立てば幸いです。
長くなってしまいましたので、最後に「いい制作会社」を見極めるポイントをまとめてみたいと思います。
「いい制作会社」を見分けるポイント〜まとめ〜
・営業マンがいない
→つくりたいイメージがダイレクトに伝わる
→制作物のクオリティを重視している
→無駄な人件費が不要なため比較的ローコスト
・見積もりをすぐに出さない
→デザイン制作の可能性がひろがる
→予算に合わせた多角的な提案が可能
→結果的にローコスト
・直接取引きのクライアントをたくさん持っている
→一つ一つの案件にしっかり向き合ってくれる
→信頼の高さの目安になる
そしてやっぱり熱意というのも大切で、しっかりとお客様の思いを知ろうとしてたくさん質問をしてくる担当者は間違いなく熱心です。いいものをつくろうと食らいついてくる熱心なクリエイターと、会社の規模や今までの実績を超えてタッグを組んでいただけたら、こんなにうれしいことはありません。
最後の最後に、これから商業デザインの道に進みたいと思ってる若い人たちへ。
広告やデザイン制作の仕事はとてもいい職業です。一昔前に比べると業界の勢いは落ちましたが、内容の面白さに変わりはありません。いろんな業種の仕事を知れるし、いろんな立場の人たちの話が聞けます。どんな案件でもクライアントの会社に入った社員のような気持ちで取り組んでください。そうすればそのクライアントに喜んでもらえるデザインや企画が生み出せると思います。がんばってください。
ではまた。
最近のコメント